台風被害から命を守るために必要な事前の対策・準備と当日の行動

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2019年は台風19号の被害により、東日本に大きな被害がもたらされました。各地で浸水・土砂崩れ・河川の氾濫が発生し多くの死傷者も。
また、台風19号の前に発生した台風15号でも、千葉県を中心に多くの被害が発生しました。
2019年は台風により被害がとても多い年でした。今後も台風は毎年発生するため、被害が大きいであろうと予想される台風が発生した際には、事前の準備が大切になってきます。
事前の準備だけではなく、台風当日の動きにも気をつける必要があるでしょう。そこで、今回は台風による防災対策を解説します。

台風が接近してきた時の対策

台風が接近してきた時の対策を、「窓・雨戸」「排水溝・側溝」「外に置いてあるもの」「電気」に分けて紹介します。

窓や雨戸の台風対策について

台風の際はまず窓や網戸に鍵をかけて、しっかり施錠しましょう。
強風によりものが飛ばされて、窓にぶつかる恐れがあります。ぶつかった拍子に、窓が割れてしまう危険性があるため、事前に窓が割れないように補強する必要があります。そのため、窓をガムテープやダンボールで補強するようにしましょう。
シャッターのある家であれば、シャッターをおろしておくといいでしょう。
万が一、窓が割れてしまった際には、破片が飛び散らないようにカーテンを閉めておくことも重要です。

排水溝や側溝の台風対策について

ベランダの排水溝や、自宅周りに側溝がある場合、台風の影響による大雨で水が溢れてしまう恐れがあります。
溢れた水が、自宅に侵入してきてしまい浸水の原因となるため、排水溝や側溝がゴミや葉っぱなどで詰まっていないかチェックしておきましょう。

植木など外に置いてあるものの台風対策について

庭に植木を置いていたり、自宅の外に自転車・洗濯機・物干し竿などを置いている場合、台風の暴風の影響で飛ばされる危険性があります。
また、それらが自宅の窓にぶつかり窓が割れる原因にもなります。
飛んでいく恐れがあるものは全て室内に移動させて、洗濯機など重たく移動ができない場合は、柱に紐で固定するなど対策を行ってください。

電気の台風対策について

万が一、自宅が浸水してしまった場合、コンセントはショート・漏電・感電を起こす危険性があります。
家電などのコンセントを全て抜き、高所に移動させるようにしましょう。
また、家電だけではなく、低い位置にあるものは浸水により濡れてしまうの恐れがあるため移動させることが得策です。

台風が接近してきた時に家の中に備えておくもの

台風の接近に備えて、家の中で備えておくものを紹介します。

非常持ち出し袋の準備をしておく

台風の被害が大きい場合、避難所へ移動しなければいけない可能性があります。
また、被害の状況によってはすぐに自宅へ帰れない場合があるため、避難先で数日間生活できる準備をしておく必要があります。
そのため、「非常持ち出し袋」の準備が必須です。非常持ち出し袋の中身は、以下を参考に準備をしておきましょう。

・食料(水/缶詰/レトルト食品/フリーズドライ/紙皿/紙コップ/スプーン/乾パン/スナック菓子/アルファ化米など)
・薬/救急セット
・衣類/下着/防寒具
・現金/通帳などの家財類
・懐中電灯
・軍手
・マスク
・生理用品
・ティッシュ/ウエットティッシュ
・携帯の充電器
・サバイバルナイフ
・(手動式)ラジオ
・メガネ
・雨具
・カイロ
・ラップ
・ヘルメット

※小さいお子さんがいる場合
・オムツ
・離乳食

紹介した非常持ち出し袋の中身以外にも、自分や家族に必要であるというものがあれば必ず入れておくようにしましょう。
また、避難する必要がなかったとしても、台風の影響により断水・停電・電波障害などが起こる可能性があるため、自宅に食料や水などを十分に蓄えておくことをおすすめします。

浴槽などに水をためておく

台風の被害により、断水が起こる可能性があります。
そのため、お風呂の浴槽に水をはっておき、鍋やボールなどに水を貯めておきましょう。そうすることで、断水時でもそれらの水を使用すればお風呂に入ることができ、トイレの水としても活用できます。

台風情報や避難場所を確認しておく

いざという時に、すぐに逃げれるように避難場所や避難経路を事前にしっかり確認しておく必要があります。
避難経路を確認する際には、近くに池・川・溝など氾濫する危険性がないかもチェックして経路を確保しておきましょう。
また、事前に危険を察知するためにも台風情報は必ず確認してください。

台風が直撃した当日の過ごし方は

台風が接近してくる前の、事前の準備を前述で紹介しました。
では、台風当日はどのように行動すればいいのかを解説します。

むやみの外に出ない

台風が直撃している際には、むやみに外に出ないようにしましょう。大雨による浸水に巻き込まれたり、暴風で吹き飛ばされて怪我をおったり、時には命を落としてしまう危険性もあります。

窓のそばに近づかない

暴風により窓が割れる恐れがあるため、台風直撃時はできるだけ窓のそばに近寄らないようにしましょう。

最後に

事前に行う台風対策や、台風当日の行動に関して紹介しました。
台風被害が大きい場合、ライフラインが断絶する恐れがあるため、事前の準備や情報の確認が絶対に必要となります。
自分や家族の命を守るためにも、台風対策を必ず行ってください。

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